ブラッドノット改良「2ターンブラッドノット」の強度テスト

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おはようございます、しょうへいです。

ボートシーバスなどの展開の速い釣りをしていると、どうしてもラインを素早く結びなおしたくなることがあります。

そこで、なるべく早く結べて、なるべく強くて、なるべく簡単な結びを探していたりしています。

ブラッドノットという古くから使われているけっこう優秀なノットがあるのですが、その改良版であるノットがあると教えていただきました。

すっぽ抜けなくて強度があるというウワサですが、実際はどうなのか試してみました。

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ブラッドの進化版「2ターンブラッドノット」

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アメリカ結びとも呼ばれています。つなぎ目が小さく、卵形の結び目になることから、投げ釣りなどの力糸の結束としてよく使われています。極端に太さが違ったり、片方のラインが滑りやすいPEラインなどでは、抜け易く不向きなノットです。

(引用元 YGKよつあみ:http://yoz-ami.jp/line_knot/1298

こちらは元となるブラッドノットです。

私が持っている一番古い釣りの本である、1983年発売の本にも載っていますので、かなり昔から使われているノットですね。

先糸同士の結束や、リールの下巻きとメインラインの結束などのテストにこれまでも使ってきました。

フロロカーボンやナイロンのラインであれば75%~80%くらいの強度で結束でき、しかも簡単という優秀なノットでした。

一方がPEラインだとどうしても滑りやすくなりますので、ラインシステムには使われていないようですが、改良版があるそうです。

「Two Turn Blood Knot 」と書いてありますので「2ターンブラッドノット」と呼びます。

結束するラインの細いほうを2つ折りにして、太いほうのラインは巻きつけを2回だけにし、細いほうのラインは5回巻きつけるというノットです。

確かに、細くて滑りやすいノットはダブルラインにすることで結束強度が上がります。

PEラインとフロロカーボンのリーダーでの結束ではどうでしょうか!?

2ターンブラッドノットはすっぽ抜けないのか!?

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結論から言うと「すっぽ抜け」はしませんでした。

PE2号とフロロカーボン8号という組み合わせで実験しました。

PE2号単体でドラグチェッカーにかけると11kgで切れるラインを使いました。

ドラグチェッカーは仕組み上、細いラインだと誤差が出ます。誤差を補正すれば実際は13kg以上あると思われますが、切るときも同じように切るのでこのまま11kgを仮のMAX強度として扱います。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 4.5 41%
2 4.5 41%
3 4.25 39%
平均 4.42 40%

3回試しましたが、かなり弱いですね。

すっぽ抜けはしませんが、引っ張るとラインが滑る感触がしてから切れます。

ノットが滑って摩擦熱でPEラインが切れるようです。

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さて、そういうときは、とりあえず巻き回数を増やしてみると強度がUPしますので、やってみます。

2つ折りにしたPE側を15回巻きつけにしました。フロロ側はあまり巻きつけると締め込みにくいので2回のままです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 7.5 68%
2 7.75 70%
3 7.5 68%
平均 7.583 69%

やはり強度が改善しました。

惜しくも70%には到達しませんでした。

巻きつけ20回も試しましたが、締め込みが難しくなるのにあまり強度も上がりませんので、このくらいが限度のようです。

巻きつけ回数が増えてもさほど難しくなく、慣れれば1分以内で結べました。

摩擦系の強度には及びませんが、展開の速い釣りで、緊急事態にはいいかもしれませんね♪

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