おはようございます、しょうへいです。
前回、SLJやタイラバに使える結び方として、ネイルノットの簡単な結び方をご紹介しました。
ネイルノットは別名を「本結び」や「地獄結び」ともいわれていて、最強の針結びの一角だともいわれています。
しかしSLJとなると結ぶラインはPEがメインになります、PEは直接結ぶと弱くなるともいわれています。
実際の強度はどうなのでしょうか⁉試してみました。
ネイルノットの強度を測ってみた!
ネイルノットの結びかたと、便利な道具は前回を参照してください。
仕上がりがきれいに見えて、ショートハリスも作りやすい結び方でした。
さて、実際にPEを針に直接結びつけたときの強度はどうでしょうか⁉
実験のために使ったのは、オススメのハリス用PEである、よつあみのスクラム16です。
8号60lbを用意しました。
フックはいろいろなものがありますが、今回はカルティバのジガーライト・マダイ早掛13号を選びました。
フックの耐力がパッケージに表示されていることと、フックサイズの割に強いこと、そしてフッ素コートがされているフックなので選びました。
フッ素コートのフックは刺さりが良いといわれていますが、全体がコーティングされているので、直接結ぶと滑りやすいのではないか⁉というウワサもあります。
フッ素コート針でもすっぽ抜けないかを確かめるために選びました。
ネイルノットで結び付けたあと、一斗缶の取っ手に引っ掛けます。
なお、結び目を接着剤で補強などはしていません。
このまま一斗缶の中に水を足しながら何㎏まで耐えられるか実験してみます。
途中で抜けたり折れたりして針が飛んで来たら怖いので輪ゴムで針を固定しています。
針そのものは15kg強の強度になっていますが、まずは5㎏(中に水5Lを入れています)からスタート。
その後1㎏づつ水を足していきます。
8㎏まできたときに、試しに一斗缶をゆさゆさ降ってみたり、少しシャクってみたりしましたが問題ありません。
通常のドラグの範囲であれば、まったく問題はなさそうです。
その後、徐々に水を足していきますが、表示されている耐力とほぼ同じ15㎏くらいから針が伸び始めます。
18㎏で針が伸びてしまいましたが、ラインがすっぽ抜けたり切れたりする様子はありません。
針は伸び切っていますが、固定されていてまだ一斗缶を吊るせる状態なので続行します。
一斗缶の上に鉄の棒などを置いてみたりしてさらに負荷をかけてみましたが、23㎏くらいで切れました。
フックは完全に伸びています。
何度かやってみましたが、いずれも18㎏まではまったく問題なく、20㎏を超えたくらいから抜けたり切れたりとまちまちな方法で破断しましたが、どちらにせよ針の限界を軽く超えています。
もちろんドラグやメインラインの強度よりはるかに強い結果です。
結論からすると、通常の使用の範囲内ならまったく問題ないと思ってよさそうです。
最近お気に入りのSLJ用フック、タナジグのスーパーライトフックでもやってみましたが、こちらも18㎏を超えて針が完全に伸び切ってしまっても切れることはありませんでした。
平打ち加工の針は細軸でも強いですね♪
最強の針結びの一角と言われている「ネイルノット」、実験の結果、確かに強いことがわかりました!
SLJなどのアシストフックを作る機会がありましたら、是非お試しください♪
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丸岡しょうへい
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