リーダー同士の結束(先糸)の強度⑧ 電車結びは巻き数によって強度が変わるのか!?

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DSCF1370[1]

おはようございます、しょうへいです。

ここ数回にわたり、リーダー同士の結束のテストを行ってきました。

一番最初に電車結びを試したのですが、そのときはラインの強度に対して半分程度の耐力ということがわかりました。

電車結びの巻き回数を増やせば強度があるのではないか?との質問を頂いたので試してみました。

電車結びと前回のおさらい!

(引用元:YGK よつあみ ベイシックノット辞典 基本編  http://yoz-ami.jp/line_knot/520)

最もベーシックなライン同士の結束方法ですね、最初に覚えたという方も多いのではないでしょうか。

この結び方で、太さの違うラインを結び、ドラグチェッカーに挟んで何kgで切れたかを計測しました。

8号(30lb・13.6kg)と6号(22lb・10kg)のラインを用い、前回の電車結びのテストでは57%程度の能力があるということがわかりました。

それぞれのノットの巻き回数は4回です。4回の巻きつけ同士で57%という結果でした。

DSCF1372[1]

今回は巻きか回数を、5回、6回、7回と順番に増やして計測してみました。

果たして強くなったのでしょうか!?

3回づつテストを行い、表にまとめました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
4 5.5 55%
4 6 60%
4 5.5 55%
5 7 70%
5 7 70%
5 6.5 65%
6 6.5 65%
6 7 70%
6 7 70%
7 7 70%
7 6.5 65%
7 7 70%

意外な結果がでました!!

5回にしたときに70%の耐力を達成したときは「このまま100%いくのでは!?」と期待しましたが、それ以降は巻き回数を増やしても結果はほぼ同じでした。

どうやら「電車結び」の構造の限界が70%前後ということになるようです。

オルブライトノット61%」「ブラッドノット74%」「サージェンスノット73%」「ソウルノット75%」に近い数値となります。

DSCF1373[1]

おそらくラインに横方向の力が加わる箇所ができるので、そこが弱点になってしまうようですね。

というわけで、「電車結び」は特別弱い結び方ではない、ということが判明しました。

これからもリクエストは募集していきますので、気になることはコメントやfacebookなどで頂けたらうれしいです!

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  1. こんにちは、初めまして。
    いつも楽しく拝見勉強させていただいております。

    僕は電車結びをする際、太いラインと細いラインを同じ回数同士で結ぶのではなく、それぞれちがう回数で結んでやっています。
    具体的言いますと、細いラインの回数を太いラインの回数より多くして結んでいます。
    なぜ、このようにしているのかと言うと、太いラインと細いラインで結んだ際のコブの大きさは当然違います。
    単純な考えですが、大きいコブと小さいコブを比べた際、大きいコブの方が小さいコブより強いです。この状態でコブ同士を合わせた際、当然小さいコブは大きいコブより強くないので切れる限界が早いです。
    そこで、巻回数をそれぞれ変えることで、そのコブ同士の力の釣り合いをなるべく均等に近づけるために回数を変えています。
    また、巻き付ける際はラインが密になるように結んでいます。
    主に、ライトゲームで僕は電車結びを重宝しています。
    PEライン0.3号を7回、リーダー3lbを3回でしています。
    これで、シーバスの40アップなどを網を使わずロッドで抜きあげることをよくしています。因みに、ロッドはメバルロッドです。
    リーダー同士の結びではないんですが、これがリーダー同士でも結束強度が増すのか再度検証して頂けるとありがたいです。
    また、時間がありましたら是非ともこのやり方でPEラインと リーダーを電車結びでした際のノット強度も検証して頂けると助かります。
    どうぞ、宜しくお願い致します。

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