おはようございます。会長です。
1ヶ月ほど前にご紹介しました、FGノットを改良したような新しい摩擦系ノット「レリックスノット」。
あれから1ヶ月ほど、釣行はずっとその「レリックスノット」を使っていたのですが、魚も100匹とまでは行きませんでしたが数十匹掛け、10kg以上あるそこそこ強い引きの大型魚も数本掛かり、ある程度実践でも使うことが出来ました。
実は私は、20年以上ずっと「FGノット」をメインで使っていたのですが、ついにメインのノットを「FGノット」から「レリックスノット」に変えることにしました。
使ってみてなぜ変えたのか?その理由と、ちょっと改良とまではいきませんが、オリジナルの結び方や編込み回数にしましたので、そちらも合わせてご紹介したいと思います。
「レリックスノット」のおさらい
RelixKnot(レリックスノット)は、インドネシアの方で開発された、FGノットをちょっと改良したような新しい摩擦系ノットです。
写真での結び方の解説はこちら↓
FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方
初めてでも結べる非常に簡単なノットで、ノッターなど道具無しで結べるのも特徴です。
11kgで切れるPE2号で強度を測ってみたところ
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 10.5 | 95% |
2 | 10.25 | 93% |
3 | 10.5 | 95% |
4 | 10.75 | 98% |
5 | 10.25 | 93% |
平均 | 10.45 | 95% |
平均95%と、同じラインでFGノットを結んだ89%よりも強度が高かったです。最初の部分をFGノット、途中の部分をレリックスノットにすることで、100%強度にすることが出来ましたが、おそらくですが、これは編み込み回数の違いで。。。
レリックスノットも最初の編み込み回数が動画では6回と紹介されていましたが、8回以上と編み込み回数を増やすことで100%になると思われます。
ドラグチェッカーが壊れてしまったので、まだ測定は出来ていませんが、何度か切った感じ、リーダーで切れることも多いので間違いは無いと思われます。※ドラグチェッカー注文してありますので、届いたら測ってみます。
本来の結び方とちょっと改良して使うことに!
海外の動画で紹介されていた「レリックスノット」を図にすると、FGノットのように「Aゾーン」「Bゾーン」「Cゾーン」と3つのゾーン別れています。
詳しい結び方は今回は割愛させていただきますので、動画や
FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方
を御覧ください。
「Aゾーン」は、動画で解説されていた「6セット」ではなく「8セット」以上がいいようです。
多分、PEラインの太さでベストな回数は変わるのかもしれませんが、PE2号では細い分多めに巻いたほうがいいのだと思います。
そして、レリックスノットの最大の特徴の「Bゾーン」なのですが、こちらは動画同様「8セット」にしています。
この部分が非常によく出来ていて、おそらく本来のFGノットの弱点はこの部分をハーフヒッチにしていることだと思われます。
そして「Cゾーン」ですが、動画では「Bゾーン」の上にハーフヒッチをしながら折り返していきますが、
こちらはFGノット同様に焼きコブを作って、本線にハーフヒッチをすることにしました。
理由は3つあるのですが、
- 太くなるのでガイドに引っかかりやすい。
- 本線と編み込み部の太さが極端に変わるため、キャスティング時にはエアノットができやすいと思われる
- 焼きコブから本線を守れない
20年前に、FGノットを最初に覚えた時のGTフィッシングのビデオの中の紹介では。。※DVDじゃなくてビデオテープでした。。。
FGノットの最後の本線へのハーフヒッチは「焼きコブが本線にあたるダメージを防ぐ為」と解説されていました。
また、キャスティング時には、このハーフヒッチをしないと、本線とリーダー部分の太さに急激な差がでますので、エアノットなどトラブルが多くなるような感じがします。
レリックスノットの動画で紹介されていたように、ハーフヒッチをリーダー側折り返していくと、更に太さに差が生まれますので、さらにトラブルが多い気がします。
こちらはスペーサーシステムと合わせることで解決されているそうなので、試してみたいと思っていますが、ハーフヒッチを本線側にすることでも解決策になると思われます。
まとめますと
AとBは動画のレリックスノットそのままで、Aを「8セット以上」に変更。
Cは、FGノット同様、焼きコブの後に本線にハーフヒッチ10回です。
締め込みはしなくていいのか?
この「レリックスノット」、動画ではFGノットのような締め込み(増し締め)はしていないのですが、なんでも「魚がかかった時に水の中で自動的に締め込まれること」で摩擦熱を軽減させるそうです。
ということで、実際にノットに力が掛かると「Aゾーン」が締め込まれて縮むのですが、こちらの締め込みは、してもしなくてもどちらでも問題無さそうです。
締め込んでおいたほうが、ある程度強度を確認できて安心ですが、やはりそのまま締め込むと、摩擦熱が発生して弱りますので、ツバや水、ワセリンなどよく濡らして摩擦熱を軽減させてゆっくり締め込むのがいいようです。
締め込むタイミングは、Bゾーンの終わった後か、焼きコブの後がおすすめです。
先日、シイラゲームに行った時に、ずっと締め込まずにも使ってみましたが、魚が掛かるとちゃんと綺麗に締め込まれていました。
10kgぐらいのを含めて、数十本は釣りましたが、自動的に締め込まれたレリックスノットでも問題はありませんでした。
締め込みスティックを忘れたときにも、そのまま使えるのはいいですね♪
船上で結び直すときにも、ロッドホルダーに竿を立てたまま、PEにテンションを張って結んだり、
家では、リールからラインを出してテンションを張って結んだりと、手軽に結べますし、なによりもFGノットよりも強度が強いということで、20年愛用していたFGノットからメインノットをこちらにすることにしました。
FGノットは20年で千回以上結んでいますので、手巻きでも非常に慣れていますが、こちらも直ぐに慣れることが出来て、すんなりと素早く結べるようになりました。
まだ「レリックスノット」を試されていない方は是非一度結んでみてください♪
覚えておいて損のないノットであることは間違いないですよ♪
FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方
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