おはようございます、しょうへいです。

リクエストを頂きました!

「リンデマンノット」という、サルカン結びに使うノットがあるそうです。

めっちゃ簡単で強度があるそうですが、日本ではマイナーな結び方だそうです。

どのくらい強いのか試してみました。

「リンデマンノット」って何!?

こちらが「リンデマンノット」の結び方です。

Lindeman Knotという名前で日本ではマイナーですが、ユニノットの結びやすさと、パロマ―ノットくらいの強さがあるそうです。

Nishine Lure Works というルアービルダーさんのブログにて詳しく紹介されています。

実を言うと、私もこの結び方は初めて聞きました。

ジャンスィックSPの回数多い版?とも思いましたが、巻き付ける方向がちょっとだけ違いますね。

やってみましたがなるほど確かに簡単です。

ヒョイヒョイとすぐに結べます。

よく濡らすことも大事ですし、締めこむときにちょっとしたコツがあるので詳しくは動画でチェックしてみてください。

まずはいつも通りフロロカーボン8号から試してみます。

ドラグチェッカーにとりつけて何㎏で切れるのか試してみました。

ところが、フロロカーボン8号（30lb）は13.6kgほどの強さがありますが、このノットの強度を測ってみたところ、10㎏(74%)ほどになってしまいます。

パロマ―ノットと同程度の強度ということですが、過去にパロマ―ノットの強度を測ってみたところ、90%近くある強いノットです。

動画の中では、パロマ―ノットと綱引きして勝っていますので、これは私が悪いのかなと原因を調べてみます。

細糸だとかなり強いかも!?

動画やブログでの紹介の通り、5回巻きで結んでいたのですが、フロロカーボン8号ではラインが硬すぎて最後まで締めこむのが困難なのが原因のようです。

いろいろやってみましたが、どうしても巻き付け部分とダブルに掛かっている部分の間に隙間ができてしまい、ノットが動いてしまいます。

特に私のこの実験では、硬めのラインを使っているので余計そうなるようです。

ということで巻き回数を減らしていって実験しました。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	11.25	83%
2	11.5	85%
3	11.25	83%
4	11.5	85%
5	11.5	85%
平均	11.4	84%

巻き回数を3回まで減らした結果がこちら。

パロマ―ノットの強度に近づいては来ましたが、まだ負けてはいます。

ドラグ設定の範囲内なので、なにか問題になることはなさそうですが、それでもやはりフロロカーボン8号にもなると締め込みでけっこう大変です。

締め込みやすいフロロカーボン4号ぐらいの細糸なら期待できるのでは!?と思ったので再実験です。

フロロカーボン4号（16lb）単体で計測したときは7㎏で切れました。本来もう少し強いかもしれませんがドラグチェッカーの15kgモデルは本来太糸用で、このくらいの細さのラインだと多少誤差がでてしまいます。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	6.5	93%
2	6.5	93%
3	6.75	96%
4	6.5	93%
5	6.5	93%
平均	6.55	94%

これぐらいあれば、パロマ―ノットの時と、だいたい同じくらいの強度と思ってよいかと思います。

フロロカーボン4号でも、ラインが硬い場合は締め込みが難しく感じます。

結んでみてノットのどこかに隙間があったり、ノットが動いたりするようなときは巻き回数を4回に落としてみてもだいたい同じくらいの数値が出ます。

また、大事なことですがリングにダブルで掛かっている部分が交差しているとここで一気に強度が下がります。

結ぶときは、ラインがクロスしないように注意しながら結ぶのが大切のようです。

ノットそのものは簡単なので、パロマ―ノットよりクロスはしにくく感じました。

確かに素早く結べて、強度は強いですので、細糸などで使うには良さそうですね♪

リクエストありがとうございました♪