おはようございます、しょうへいです。
スーパーライト~ライトジギング用でツインフックを作っています。
フックを自作すると、どうしてもラインの端糸など捨てる部分が出てくるものです。
いろいろ考えて、簡単でなおかつ捨てる端糸を「ゼロ」にする方法で結んでいます。
しかもこの方法は長さを決めやすく、長さをバチっと決めることができます。
塵も積もれば山となる!? 端糸ゼロで強い方法のご紹介です。
1つ結びでも十分強い管付ならでは
今回はヴァンフックのスイフターを用います。2019年の夏ごろに発売したフックです。
細軸で刺さりの良さが特徴であり、なおかつ「管付き」のスーパーライト用のフックです。
端糸を「ゼロ」にするためには「管付き」のフックであることが重要です。
また管付きであれば長さをバチっと決めることができます。
ラインも同じくヴァンフックのフロロコアのものを使っています。
さっそく作っていきたいと思います。
まずは作りない長さを決めます。
ジグの大きさとフックの長さを考慮して、アシストラインの長さはジャスト1cmのツインフックを作ることにします。
私は1㎝のツインフックを作るときは、だいたい10㎝でラインをカットします。
これは片側1㎝×2の2㎝+それ以外の結びの部分などで8㎝ほど使うためです。
もしこれを2㎝の長さにするときは2㎝×2+8㎝の12㎝ほどで作ります。
このあたりは個人の手クセなどで変動するので、一度作ってみて調節してみてください。
今からご説明する方法ですと、いきなり10㎝で切ってしまって大丈夫です。
切ったラインを針先側から通して、結びこぶを作ります。
結びこぶをどこで作るかで、先ほど述べた必要なライン長さが決まりますが、私はあまりギリギリで結べないので、0.5cmほど残して結んでいます。
ちなみにですが、フックは1/0に対してラインは80lbのものを使っています。
フックの管の径とラインの太さが同じになります。2/0でも80lbを使い、3/0なら100lb、小さな#1のときは50lbを使っています。
もう片方のほうも同じように、針先側からラインを通して結びこぶを作ります。
1回だけの内掛け結びを作ります。
内掛け結びとは言いましたが、実際には1回ぐるっと結ぶだけです。
また外掛け結びの1回でも良いです(一緒かな?混乱してきました笑)
こんな感じです。
で、実はこのままでもかなりの強度がでているのですが、さすがにすっぽ抜けの可能性があります。
そこで締め込むときに、先ほど作った結びこぶをストッパーにして結びつけます。
これだけですっぽ抜けることなく結べています。(強度テストは後ほど)
3回結びの外掛け結びなどは、結んだあとに締め込むときに思ったよりラインが出てきてしまったり、結ぶ度に端糸の長さがかわったりと、不器用な私はなかなか同じ長さで結ぶことができません。
そこで考えたのが、このように1つ結び+コブをストッパーにする方法です。これなら誤差が少なくできます。
さらにダメ押しで、結びこぶの外側にある端糸をライターであぶって焼きこぶにしてしまいます。
1つの結びに対してストッパーの結びこぶ+焼きコブのダブルのストッパーを作ります。
これですっぽ抜け対策はばっちりです、まず抜けないでしょう。
両方にフックを結んだら、リングに結んで完成です。
リングをつけるためのコマ結びができるギリギリの長さが1㎝くらいのような気がします、これより短くするときは、結びではなく、セキ糸で根巻きしてアシストフックを作っています。
最初にラインをカットして以来、ハサミは使っていません。
端糸が「ゼロ」です。捨てるところなしです♪
焼いてしまったからというのもありますが、それについても1cm未満とかなり短いものです。
また、結びこぶを作ってから決まった方法で結ぶため、長さがバチっと決まります。
強度も問題ありません。
3kgの鉄の塊を余裕でリフトしてみます。
SLJ用の細軸フックですので、これより強い負荷をかけると、すっぽ抜けてしまう前にフックが完全に伸びきってしまいます。
過去の実験から、結びの強度的には20kgぐらいかけても大丈夫だと思われます。
結束に強いとされる管付き針だからこその方法です。
道具もハサミ以外は不要ですし、実際やってみるととても簡単です。
初めてフックを作りたい、でも強度に不安という方にもおススメです♪
SLJのフックを作る場合にお試しください♪
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丸岡しょうへい
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