おはようございます、しょうへいです。
以前、シーハンターとショックリーダーの結束強度を調べた時に、シーハンターに結び目を作ると結構な強度低下が起こっていることが分かりました。
シーハンターに結び目といえば、鯛ラバやインチクなどのフックを作る時に一度結びコブを作ることがあります。
会長から、ここの強度測ってみて〜とリクエストがありました。
同じでは?と思ったのですが、ラインを二重にして結びコブを作るので、ただ単にラインに結びコブを作る場合と強度は変わるかもしれません。
ということで、鯛ラバの仕掛けを作って強度を調べてみました。
鯛ラバ仕掛けの結びコブの強度は?
いわゆる一般的によく作られるの鯛ラバ仕掛けを作ってみました。
シーハンターは8号、フックはジガーライト早掛11号です。
フックはもう少し小さいものを使う場合もありますが、私がよく使う大鯛用の鯛ラバ仕掛けです。
この実験をする前に、いろんな人に「シーハンターで作られている仕掛けで切られたことはあるの?」と聞いてみました。
ほとんどの人は「切られたことがない」という回答でしたが、中には「ドテラ流しで釣っている時に大鯛に切られたことがある」という回答が1件ありました。
確かに鯛ラバといえばドラグはかなり弱め(1㎏以下も)の設定をします。
しかしドテラ流しでは、潮や風に逆らって巻き上げることがあるのでかなりの負荷がかかることがあります。
また、魚の口に対する掛かり方によっては予想外の負荷がかかることもあります。
ほとんどの方は「切られたことは無い」としていますが、仕掛けの「どこ」が「何㎏」で「どのように」切れるのか知っておくと、ドラグ設定やタックルバランスのヒントになるかもしれません。
作った仕掛けを一斗缶にぶら下げて、デジタル計りにぶら下げた状態で持ち上げる、という実験をしてみたいと思います。
※怪我防止のために、フックの先にシリコンチューブを取り付けて保護しています。
一斗缶に少しずつ水を入れて、どんどん負荷をかけていきます。
繰り返しになりますが、シーハンターは8号、フックはジガーライト早掛け11号です。
シーハンター8号は直線強度55lb(約25kg)ですが、以前の実験では結び目を作ると、7~8㎏くらいの力で切れることがあると分かっています。
数回実験をしてみましたが、7㎏前後の力がかかったとき、ラインを束ねている結び目で切れました。
ラインを二重にしての結びですが、ただ単にラインに結びコブを作ったときと同じような強度です。
フックは外掛け結びで結んでいましたが、こちらで切れることはありませんでした。
またツインフック仕様ではあるのですが、片方のフックだけに一斗缶を掛けていました。
ということは片方のフックに掛かる負荷が7㎏前後まで行ったということになりますが、針結び自体は大丈夫でした。
フックに使ったジガーライト早掛け11号のパッケージには耐力7.1㎏と書いてあります。
結び目の耐力を少し上回るくらいでしょうか? バランス的には良い感じのようです。
鯛ラバはかなり柔らかい竿と、ドラグは弱く設定する釣り方です。この耐力のバランスで問題が起きることはあまりないとは思いますが、参考になる実験なのではないかと思います♪
会長に結果を連絡したら、
「根がかり時に一定の力でラインが抜けるアシストフックを作りたい」
というリクエストが沢山来ているそうで。。。
「アシストラインに結びコブ」を作ることで、「確実に一定の力で切れるアシストフック」が作れそう〜
と喜んでいました。
PEのアシストラインでも実験してみようということになりましたので、追って実験してみたいと思います♪
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丸岡しょうへい
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