おはようございます、しょうへいです。
リクエストを頂きました。
これまでジギング魂では、フロロカーボンやナイロン、PEラインの摩擦に関する強度検証をやってきましたが、シーハンターではどうなのでしょうか!?
とのことです。
確かに!シーハンターは太いのでまぁまず大丈夫だろうと安心していましたが、実際はどうなのでしょうか!?
タイラバのフックやアシストフックなどによく使うラインですので、早速実験してみました。
シーハンターってどのくらい頑丈(丈夫)なの?
シーハンターといえば、タイラバのフックに使われているラインとして有名ですよね。
あの赤と白の斑模様っぽいアレです。
安価なのに強いということで、アシストフックに使われている方もいらっしゃるかと思います。
リクエストを頂いた方とお話をしてみたところ、
- タイラバのフックとしてよく使うが、魚体に触れ易いところにあるラインなので実際の強度が知りたい
- 誘導鯛ラバなど、ショックリーダーと直結することが多いので、他のラインより強いのかが知りたい
- 調べてもあまり摩擦に関するデータなどがない
というのが、気になっている理由のようでした。
確かにシーハンターが切れてバラしてしまったなどのトラブルは余り聞きませんが、どのくらい「強いのか」というデータもあまり見かけません。
せっかくなので調べてみたいと思います。
よく使われる8号のシーハンターを用意しました。
まずは、そのままの状態で手で切れるかどうか、ドラグチェッカーに挟んで引っ張ってみましたが、想像していたとおり、人間の手で切ることはできませんでした。
調べてみると8号で55lb以上の耐力があるということらしいので、25kgくらいは耐えるようですね。
これでは心配することはまったく無いので、ラインを痛めつけてやろうと思います(笑)
ザラザラになったナイロンリーダーの強度はどのくらい低下しているのか?
【フロロ編】ザラザラになったリーダーの強度はどのくらい低下しているのか?
過去にこのように、ラインが根ズレして毛羽立った状態での強度を調べたことがあります。
今回も、新品のシーハンターを用意して、紙やすりでわざと根ズレしたかのようにラインに傷を入れてみます。
10往復くらいガリガリと削ってみます。
けっこう毛羽立ちました。
シーハンターは白と赤のラインが編みこまれて作られていますが、白いほうがバサバサに毛羽立っています。
この状態で「えいやー」と引っ張ってみたところ、ブチブチという音がして切れてしまいました。
そのときの力は14kg以上だったので、元が55lb(約25kg)の強度だと思うと2/3程度に落ち込んでいるということになるでしょうか!?
とはいえ、10kg以上の耐力は残してありますので、通常の釣りにおいて心配することはありませんね。
タイラバにおいても通常ドラグは1kg以下にすることが多く、まったく問題はないと思います。
しかし、やはり表面に毛羽がある=弱っているということなので、ラインをチェックして毛羽を見つけたら交換の目安と思っていただけると良いかと思います。
次に、同じようにラインに毛羽を作った状態でフロロカーボンを直結してみます。
誘導式タイラバをリングを使って連結している人がいたので、お話をお伺いしたことがありますが、ライン同士を直結することがどうしても心配という話をお聞かせ頂いたことがあります。
ラインとラインを直結にすると、どうしても片方のラインで角度が直角になるほうが切れる傾向にあるのは確かです。
シーハンターは太いので平気という気もします。わからないことは試してみよう!!ということでやってみます。
何度か、毛羽だったシーハンターにラインを直結させて、ギューと引っ張りましたが、必ずフロロカーボンの側が切れるようです。
16lbで7kg以上、30lbで12kg以上の力で切れますので、こちらも心配することはないと言えると思います。
シーハンターは実際に摩擦やキズに強いということがわかりました。
目だった毛羽さえ無ければ心配することはないようです。
リクエストありがとうございました♪
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丸岡しょうへい
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