おはようございます、しょうへいです。
リクエストを頂きました。SNノットという、リーダーとPEラインを接続する結び方(ラインシステム)の強度を調べてほしいとのことです。
SNノットを調べてみたところ、めちゃくちゃ簡単なノットでした。
緊急時に是非!というノットだそうなので、早速、どのくらい強度があるのか実験してみました。
「SNノット」の結び方
こちらが調べて結んだ、完成時のSNノットです。
スマホの写真だとちょっと見えにくいかもしれませんね。
この結び方、九州を中心に釣具店を展開している、POINT(ポイント)の行橋苅田店のブログに紹介されています。
永松のフィッシング・スクール ノット編!
http://www.point-i.jp/fish/blogs/view/40828
わかりやすく説明されていますね♪
順を追って私も同じように結んでみます。
まずはリーダーにPEラインを巻きつけます。
巻きつけ回数は20回にします。
※フロロカーボンに15回では抜けてしまいました
そしてPE同士を方結びします。
1箇所に巻きつけたPEラインが集まりました。
このときの注意点なのですが、ここで思いっきり方結びを締めこんでしまうと、リーダーが「くの字」に折れてしまいます。
まずは形を整えることを意識しながら結ぶとキレイにできます。
そしてリーダーの本線とPEの本線を引っ張ると、ダブルラインのビミニツイストを作るときのように、PEラインがリーダーの上で巻き返されていきます。
簡単ですね♪
このとき、ノット部はもちろん濡らしておきますし、なんどか結んで練習してみましたが、PEの端糸を咥えておくとキレイにできあがります。
このときすっぽ抜けてしまうようでは失敗です、巻きつけ回数を増やすか、さきほどの方結びのときにラインを揃えておくとうまくいくようです。
仕上げにハーフヒッチを5回入れました。
というわけで、どのくらいの強度があるのか確かめてみましょう。
強度はドラグチェッカーに挟み、切れるまで引っ張って計測します。
PEラインが2号、リーダーが8号30lbです。
PE単体で切ったときに11kgの目盛りを指していましたので、これを100%とします。
簡単なSNノットの強度は!?
10回ほど練習でノットを組んだあとに、5回ほどテストを行いました。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 8 | 73% |
2 | 8.25 | 75% |
3 | 7.75 | 70% |
4 | 8 | 73% |
5 | 8 | 73% |
平均 | 8.0 | 73% |
けっこう良い感じです♪
PE2号で8kg前後でしたら、十分近海の釣りで役に立ちます。
確かに、元の記事に書かれていたようにボビンノットなどには及びませんがそれでも7割の強度があります。
ジアイで食いが立ってるのにライントラブル!のような緊急事態には良いかもしれません。覚えておいて損はないノットだと思います。
ジギングでは適切なドラグを設定しておくのが大切で、2号なら強くても5kg程度のドラグをかけるのが一般的かと思います。
切れ方もすっぽ抜けではありませんでした。
ノットの最終部?ハーフヒッチの下くらいで切れるようです。
一度家で結んでみて、わざと切ってみてすっぽ抜けないようでしたら問題ないかと思います。
もし抜けてしまうのであれば、巻き回数を増やすことで対策できますよ♪
リクエストありがとうございました♪
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丸岡しょうへい
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