PEライン同士を繋ぐ場合に「SCノット」だと簡単で強いのかやってみた!

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おはようございます、しょうへいです。

過去に、いろいろな結び方でPEライン同士を結束して強度を測ってみたことがあります。

いろいろ試行錯誤をしつつ、PRノット+ビミニツイストで100%近い結束を達成していますが、PRノットは道具も入りますし、ちょっと結ぶのが大変です。

同じ摩擦系ノットで強度100%を達成しているSCノットではどうなのか!?というリクエストをいただきました。

SCノットなら道具もいりませんし、簡単に結べそうです。早速実験してみました!

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簡単で強いSCノットはPE同士だと・・・?

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片方のPEラインに、もう1つのPEラインをSCノットで結んでみます。

SCノットの結び方はこちら

PEラインは柔らかくて、くねくねしていますし、写真が撮りにくいのでノッターに挟んでからノットを組んでいます。

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見た目上は、普通にSCノットでPE同士を結束できました。

しかし結んでいていろいろ不安なところがあります。

PEラインは表面が滑りやすく、締め込みがとても難しいです。

SCノットを作るために、折りたたんだラインを巻きつけた後、締め込みをする必要がるのですが、巻きつけたところがスルスルと滑って動いてしまいます。

本線、端糸と締めこむ方向をいろいろ工夫しながらなんとか締めこんでみますが、ちょっと不安です。

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できたものはこのようにドラグチェッカーで計測します。

PEはリーダーと比べて強度の割りに細い糸です。

ドラグチェッカーはボビンを動かす距離で重さを測るので、ラインが細すぎると小さく測ってしまいます。

PE2号を使っていますが、PEだけで切ってみると11kgくらいで切れます。

切るときも同じ素材なので、仮にこの11kgを実測値のMAX強度として測定しますが、実際は2割から3割ほど強いラインです。

SCノットで結束できた・・・?

3回試してみました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 4.5 41%
2 6 55%
3 5 45%
平均 5.17 47%

50%に満たない結果になってしまいました。

巻きつけを20回、30回と増やしていきましたがやはり抜けます。

やはりどうしても摩擦力が足りないようで、滑って抜けてしまいます。摩擦力を出すにはもっともっと巻きつけが必要なのかもしれませんが、さすがに大変ですね……。

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少し思いついたことがあるので試して見ました。

PE同士を結束するときは、フロロカーボンなどに両端を接続してスペーサーにするという方がけっこういらっしゃいます。

確かに100%の結束であれば、間にフロロカーボンを挟めば100%で結束できます。

ただ、2回も同じ結束をするのはたいへんですし、位置合わせも大変です。

SCノットで結束したときは滑って抜けてしまうのが原因ですので、試しに「結ばれる」ほうのラインにフロロカーボン4号を重ねて巻き込むように結束してみました。

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結んだ後の端糸はタコ足配線のように飛び出しますが、フロロカーボンはなにかと結束するというわけではなく、

巻きつけられる方のラインに添えていっしょに巻きつけられているだけです。

SCノットの巻きつけの中にフロロカーボンを挿入するイメージです。

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こちらは10kgでブレイクしました。

惜しい!100%とはいきませんでした。およそ90%の強度です。

切れ方もすっぽ抜けではなく、結束部から切れています。

PE同士の結束をした状態で、ファイトすることはほぼ無いかと思いますが、PEラインを繋いで長くしたいと言うときにはいいかもしれませんね♪

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