【リールメンテナンス】ラインローラーがベアリングではなく樹脂カラーだった場合

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おはようございます、しょうへいです。

先日、釣りの最中にリールから違和感を感じました。

ラインのテンションが掛かっていないときはスムーズな巻き心地なのですが、テンションがかかるとなんだか重いことから、おそらくラインローラーに問題が発生したのだと思われます。

帰ってリールをメンテナンスしてみたところ、ラインローラーに入っていたのはベアリングではなく樹脂カラーでした。

そんな状況のメンテナンス方法をご紹介いたします。

分解してみたら樹脂カラー、違和感の原因は!?

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はずは分解してみます。ラインローラーの分解はリールのメンテナンスでも比較的簡単です。

ラインローラー側にあるこのプラスネジを外すだけです。ネジ山がつぶれないように、ピッタリ合った精度の高いドライバーを利用することをおすすめします。

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分解したパーツは、順番に並べておいたり、写真を撮っておくこともおすすめです。

裏表があったり、順番を間違えると正常に動いてくれません。

さて、分解してみたところ小さなゴミのようなものが出てきました。海面に漂っていたものを偶然拾ってしまったのかもしれませんね。

こちらのリールはDAIWAの18カルディアですが、ラインローラーに入っていたのはベアリングではなく樹脂カラーでした。

ベアリングですと、パーツクリーナーで洗浄したり、錆びていれば交換したりします。

釣具店にラインローラーのベアリングを委託したときのレポート

樹脂カラーも磨耗している場合は交換が必要です。樹脂カラーの内側に黒い汚れがついていたり、形が歪になっている場合です。

今回は、まだ去年発売のモデルですし、磨耗した様子が無いのでゴミを取り除き、油分をしみこませたウエスでの拭き取りだけで清掃しました。

拭き取り作業などには、繊維クズの出ないキムワイプなどを使うのがオススメです。

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組み立てる前に、ラインローラーの軸にグリスを塗っておきます。

ラインローラーにはオイル派の方とグリス派の方がいらっしゃいますが、オフショアソルトで使うということでグリスを選択しました。

DAIWA純正のグリスは粘度も低めで回転性がよいのでオススメです。

樹脂パーツ相手には純正のグリス/オイルを使うほうが良いそうです。

樹脂パーツは油や有機溶剤の種類によっては強度が下がるケミカルアタックという現象が起きます。そのような心配が内容に開発されている純正オイルが良いようですね♪

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あとは元の順番で組みなおせばOKです。適宜グリスを足しておきます。

リサイクラーなどを使い、テンションをかけた状態で巻き取っても違和感がないかどうか確認します。

これで元通りの巻き心地に戻りました!!

樹脂パーツだけどベアリング化しないの?

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先ほどの通り、18カルディアのラインローラーは樹脂の物でした。

ベアリングに交換することもできますし、そのようなキットも市販されています。

もちろん、ベアリングに交換することで回転がよくなりますが、樹脂カラーだから悪い、というわけではありません。

樹脂カラーはベアリングに比べて、

  • 腐食(錆び)しない
  • 比較的衝撃に強い
  • 安価である
  • 軽い

などのメリットがあります。

また、金属パーツであるベアリングは温度によって膨張します、もともと樹脂パーツで設計されていた部分に金属パーツのベアリングを入れた場合、膨張して他のパーツに干渉してしまう可能性があります。

また、ローターの左右の重量バランスが変わってしまうので、巻き心地に違和感を感じる場合もあるそうです。

回転力は確かに落ちますが、樹脂パーツはそれそのものが自己潤滑性をもった素材です。グリスと組み合わせることで十分な潤滑性は確保できます。

リールに何を求めるのか、究極の巻取りの軽さなのか、信頼性を取るのかで選択肢が分かれそうですね。

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