昔「GTフィッシング」に使われていたノットを試したら意外な結果に⁉

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おはようございます、しょうへいです。

ノットのテストのリクエストを頂きました!!

昔GTフィッシングに使っていたノットだそうなのですが、その当時はPE8号・リーダー180lbという太さで使われていたノットだそうです。

近海のジギングでも使えないのか⁉というリクエストを頂きましたので、近海のジギングでよく使われる、PE2号とフロロ8号で試してみました。

GTといえば、釣りの対象魚としては最強クラスの魚ですが、そんなGTに耐えてきたノットだそうですが、結果は意外なことに…⁉

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GT用ノットは強いのか⁉

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リクエスト頂いたのですが、ノットの名前がわからず、また解説動画なども見当たらなかったので説明しながら結んでみます。

まずはダブルラインを作ります。すこし前まではダブルラインはラインシステムの定番だったそうです。

過去の時期で、最強のダブルラインを探してみましたが、その中から強かったビミニツイストを作りました。

PEラインでもほぼ100%のループを作ることができます。

うっかり緑のカッターマットの上で緑のラインを結んでしまったので、見にくくてすいません(汗)

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ダブルラインができたら、ダブルラインのPEを撚って1本にします。

PEを2重にすることで倍の耐力にするということでしょうか…⁉

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次に、リーダーを3重結びにして、その中に先ほど作ったダブルラインのPEを添わせます。

サージェンスノットを作る感じになりますね。

PEを添わせたら、80%の力でリーダーを軽く締めます。

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その後、ハーフヒッチを1回してから、リーダーを硬く締めます。

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リーダー本線に対して、ハーフヒッチを10回(上10回・下10回)すれば完成です。

あとは余ったラインを切除しておきます。

工程が多いですが、ダブルラインさえ作れればあとはけっこう簡単なノットでした。

道具もいらないので、現場でも結べそうです。

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昔はPE8号にリーダー180lbという極太ラインで作っていたようですが、

今回はPE2号とリーダーはフロロカーボンの8号(30lb)です。

PE2号を15㎏モデルのドラグチェッカーで切ってみたところ、11㎏で表示されていました。

ラインが細くてドラグチェッカーを押す力が弱いので弱めに計測されますが、これを仮の100%として、ノットが何㎏まで耐えられるのか試してみます。

GTを倒したノットの強さは! ?

5回試してみました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 7.5 68%
2 7.5 68%
3 7.5 68%
4 7.5 68%
5 7.5 68%
平均 7.5 68%

惜しくも70%には届きませんでしたが、ドラグの範囲内に達していました。

もうちょっと強いかな⁉と思いましたが、なにより耐力が安定しています。

何度結んでも同じ数値で切れます。

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切れ方を見てみると、3重結びにしたリーダーが切れています。

PEが切れているのですっぽ抜けに見えますが、端糸をカットしたときのものなので、PEがどうにかなったわけではありません。

リーダーが切れて、PEが抜けるという順番で切れます。実際にPEの上にリーダーの切れ端が残ったままでした。

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もしや…⁉と思ったのでフロロ8号単体を3重結びにしたものを切ってみました。

すると同じく7.5㎏で切れます。

どうやらこのノットの強さは、リーダーを3重結びにしたときの耐力とほぼイコールのようです。

もしリーダーが太ければそれだけ3重結びも強くなっていき、ドラグに対してかなり余裕のあるノットになりそうです。

太いリーダーでも無理なく結べそうなノットですし、太いリーダー専用のノットと思えるかもしれませんね。

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