おはようございます、しょうへいです。
普段、私が近海に釣りにいく時のラインシステムはFGノットを使っています。
FGノットは第一精工のノットアシスト2.0などのノッターを使ったほうが楽ちんに結べます。
先日、酔っ払いながらノッターでFGノットを組もうとしてやり方を間違ってしまいました。
間違ったやり方がふと、PRノットの途中経過に似ていたので、そのままPRノットにできないのか⁉ということを試してみました。
FGノッターでPRノットを再現してみる
どうやってそうなったのかというと、FGノットをは交互にPEラインを組んでいきますが、酔っ払っていたので一方向で組んでしまったからです。
ノットアシスト2.0などのノッターは、PEラインを固定してリーダーを上下に組んでいくことでFGノットを完成させます。
写真のようにPEラインを張ったら、リーダーを動かして上、下と組むのですが、間違えて上、上と組んでいってしまいました。
上だけに5回組んだところです。
ここでいう上とはPEラインの本線側です。
上だけで5回組んだところで、リーダーをグイっと下に引っ張ると結び目が揃います
これを5回組んだら引っ張って締める、5回組んだら引っ張って締めると4セット行い、20回組みます。
20回PEラインがリーダーに巻き付いている形になりました。この時点でリーダーを強く下方向に引いて締めておきます。
次に、PEラインの下側(端糸側)を外して、リーダーと入れ替えます。
リーダーとPE本線が一直線になる形にセットしたら、フリーになっているPEラインを、先ほど巻き付けたPEラインの上に乗せるように巻き付けていきます。
あまり強く力を入れると巻きにくいので、力を入れるよりはきれいに揃うように載せます。
これも20回巻き付けます。
巻き付け終わったら軽い力でハーフヒッチを1回だけ結んで仮止めしておきます。
上側のリーダーとPEラインの巻き付けが数回解けてしまっているかもしれませんが、数回程度なら気にせず仮止めします。
形としてはPRノットと同じになっていますが、ボビンを使う場合と比べて巻が弱いので締めこむ必要があります。
締め具などを使い締め込みます。
この時の締め込み方ですが。左手はリーダー本線を、右手はPE本線とPE端糸を同時に引っ張ります。
巻き付けが引っ張られて解けるような形になりますが、PE端糸をだけを締めこめばまた元にもどっていきます。
あとはリーダーに焼きコブをし、焼きコブまでをハーフヒッチで詰めてから、PE本線とPE端糸をハーフヒッチしていけば完成です。
形はPRノットと同じものができました。
ということでさっそく強度を計ってみます。
PEは2号、リーダーはフロロカーボンの8号です。
ラインが細いので15㎏モデルのドラグチェッカーでは誤差が出ますが、PEライン単体で11㎏くらいの強度がでます。
(ラインのパッケージの表示はもっと強い表示ですが、ラインが細くてプーリーを押す力が弱くなるのでこのくらい、という意味です)
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 9.5 | 86% |
2 | 11 | 100% |
3 | 10 | 91% |
4 | 10.5 | 95% |
5 | 10 | 91% |
平均 | 10.2 | 93% |
少しバラツキが出ますが、だいたい93%となかなか優秀な強度になりました。
中には100%まで出たものもあります。
PRノットはそもそも、ボビンの重さと遠心力で締め付けながら結ぶので、安定して100%が出る結び方ですが、こちらのノッターを使う場合は締め込みをノットの形ができてから人間の手で締めこむことになります。そのへんがばらつきにつながったのだと思われます。
ノッターの良いところは、ラインの両端を挟んで固定しながら組めるところです、ラインがぶらぶらしないので風のある船の上でも結びやすいのが利点です。
ボビンを使う方が強くはなりますが、ボビンを忘れたときやどうしてもボビンを使って結びにくい状況のときに使えるかもしれませんね♪
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丸岡しょうへい
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