おはようございます、しょうへいです。

チューブノットといえば、結束強度が100%なうえに、さらにリングと接している部分がチューブで守られているので強いノットです。

特にチューブがクッションになってくれるので急な突っ込みなどのときに信頼できるノットです。

サワラやタチウオなどの歯物ジギングの場合でも、魚の口とサルカン結びが近いので、保護にもなってくれます。

でも、チューブノットはちょっと結ぶのがめんどくさい、なんとかならないかな?といろいろ試してみました。

チューブかました「フリーノット」じゃ駄目？

正しいチューブノットのやり方は↓こちらです。

バナナノット(チューブノット)は結束強度最強なのか!? テストしてみた！

まさに最強です、結束強度100%で、リングとの保護もされていますが、ちょっと結ぶのが難しいノットです。

やって出来ないことはありませんが、船の上で結びなおそうと思うと訓練が必要ですね。

実は、以前にもっと簡単にチューブノットができないか、フリーノットにチューブを噛ませてテストしたことがあります。

もっと簡単なチューブノット!? 「チューブ付きフリーノット」を試してみた。

このときの結束強度は80%程度でした、十分といえますが、もう一歩強度が強いと安心です。

チューブノットはどちらかといえば、ジギングよりも高価なプラグを無くしたくないキャスティングや、ビッグゲームで使われるという印象があります。

いくらショックを緩和してくれるチューブがあっても、結束強度は100%に近づけたいところです。

このときの実験では、フリーノットの結び目にチューブは巻き込まない状態で結んでいました、結束強度がイマイチな理由はおそらくここで「次回続きをやります」と宣言してから、挑戦するのをすっかり忘れていました。

「チューブ付きフリーノット改」に挑戦！

とうことで、チューブをちゃんと結び目に差し込んだ状態のフリーノット「チューブ付きフリーノット改」でもう一度チャレンジしてみます。

最初にメインラインに一つ結びを作りますが、この輪のなかにチューブを差し入れます。

チューブがクロスした状態になるように結んでやります。

フリーノットですと、最初の一つ結びにヒゲを通して、そのあとのハーフヒッチまでの間に少しチューブでスキマがでるので結びにくい部分もありますが、柔らかいチューブを使うことで問題なく結べます。

ハーフヒッチは4セット合計8回行いました（上4回・下4回）行いました。

ラインは30lb(13.6kg)を使いました、ドラグチェッカーで何kgで切れるかを試してみましょう。

3回テストしてみました。

チューブ付きフリーノット改 結束強度

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	12	88%
2	12.5	92%
3	12	88%
平均	12.2	89%

ちょっと良くなりました。

100%とはいきませんが、90%近い強度を発揮しています。

切れる箇所を見てみると、どうも最初の一つ結びのあたりで切れているよですので、もう一つ改良してみました。

一つ結びではなく、8の字結びにしてみます、こちらのほうがチューブを巻き込み易い上に、一つ結びよりも少しだけ切れにくいような気がします。

あとは同様に、8の字結びのループにヒゲを差し入れ、ハーフヒッチで仕上げます。

フィギュア・エイト・フォロー・スルーを使った本来のチューブノット(バナナノット)と手間が近づいてきましたが、1手間省くという感じでしょうか。

とりあえず、チューブ付きフリーノット8(エイト)とでも命名しましょうか。バナナノットの廉価版ともいえますね。

こちらも3回テストしてみます。

チューブ付きフリーノット8(バナナノット廉価版) 結束強度

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	13	96%
2	13	96%
3	13	96%
平均	13.0	96%

惜しい!!

96%まで着ました。ほぼ100%ですが、100%ではありません。

バナナノットから一手間を省いた分だけ弱くなっているのかもしれません（笑）

とはいえ、十分といえば十分です、船の上で結ぶのなら簡単なこっちでもいいかな?という気もします。

切れる箇所はやっぱり最初の8の字結びの箇所ですね。

ノットは手間と実用のバランスが肝ですね、もっと簡単に出来る強そうなノットを思いついたら是非教えてください!!