キャスティングのラインシステムの本命なるか!?「ダブルラインFGノット」を試してみた

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おはようございます、しょうへいです。

前回、ダブルラインを作ってループ内で「FGノット」のような編み方でノットを組む「SIGノット」というラインシステムの実験をしました。

やっぱりダブルラインは凄いぞ!「SIGノット」の結び方と強度テスト

かなり強く、ビミニツイストの部分で破断しなければリーダーが切れるほどでした。

そこで、会長からダブルラインで二重になったラインを、普通にFGノットのような編み込みでノットを組んでみたら、組めたそうで。

そのほうが結ぶのが早いし、結びコブや補強もいらなそうでコンパクトなので、ちょっと強度測ってみて〜と連絡が来ました。

キャスティングのラインシステムの本命になるか?

「ダブルラインFGノット」の強度を測ってみました。

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「ダブルラインFGノット」を結んでみる

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まずはPEラインをビミニツイストにしてダブルラインを作ります。

ビミニツイストで切れないように、30回以上ねじってガッチリ作りました。

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リールからラインをピンと張って編み込み開始します。

今回は前回のSIGノットとは違い、ダブルラインで二重にしたものをまとめた状態でFGノットを組みます。

編み込み方はFGノット2020の編み方で編みました。

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5セット編みました。

通常ですと編み込みは8セットから10セットほど編み込みますが、ダブルラインですので、試しに少なめの5セットにしてみました。

新FGノット2020の作り方はこちら

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新FGノット2020の組み方なので、編んだ時点ではまだ締め込みがされていません。

締めこまれていないので、編み込みの部分は動きます。

焼きコブつくってコブまでノットを指でズラしてから、焼きコブをストッパーにして締め込みました。

今回は補強(ハーフヒッチや交互ぐるぐる巻きなど)を行っていません。

純粋にFGノットの編み込み部分の強度だけを調べてみたいと思います。

5セットですが、編み込みの中に入っているPEラインの本数は単体の糸で結んだFGと同じ数になります。

数が多いだけに摩擦が増えている?どうでしょうか!?

PEラインは2号、リーダーはフロロカーボン8号で実験しています。

ダブルラインFGノット、最小回数での編み込みで強度は?

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何度か試してみましたが、平均して6kg手前で切れました。

なぜかダブルラインが途中で切れて抜けます。

率にして55%ほどの強度です。

ダブルラインだからといって、編み込み回数を減らせるというわけではなさそうです。

では、どこまで編み込み回数を増やせば強度がでるのか試してみます。

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1セットづつだんだんと回数をふやしていったところ、8セットまで来た時に10~11kg手前くらいの強度がでました。

95%ほどの強度です。

切れ方はビミニツイストの接点で切れるときと、編み込みの末端近くで切れることがありました。

強度的には…通常のFGノットの補強アリとあまりかわりません。

ただ「補強なし」でも強度が出ているので、補強の分だけ少しノットがコンパクトにはなっています。

もともと、ダブルラインを作る目的は、キャスト時のエアノット防止が目的です。

キャストする釣りならノットは小さいほうがガイド抜けが良く有利ですし、ダブルラインになることで、エアノットは防止できるかもしれません。

また、ビミニツイストを組む時間はありますが、補強やハーフヒッチを繰り返すことを考えると、ノットを組む時間はさほど変わらないようです。

会長がエアノットの実験はしばらく試してみるとのことですので、結果が出次第、記事にするそうです♪

FGノットの締め込みについて

DSCF1574[1]

ところで、FGノットを組んだ後の編み込みの締め込み方ですが、

一般的にはPE端糸を口にくわえ、PE本線とリーダーを引っ張って締め込みます。

ほげ

FGノットは図のように、本線を折り返されて、往復方式で編み込まれいます。

本線を引っ張ると、往復の「往」のほうから締まっていくことになるので、たまに締め込みが均一にならないことがあります。

それでも強度が出ていたのであまり気にしてはいませんでしたが、ダブルラインの実験をはじめてからいろいろ考えてみたところ、

PEの本線と端糸を同じように手でもって、リーダーを口にくわえてノットがすっぽ抜けないようにして締め込むほうが「往復」が同時に締まっていくのできれいに締まるのではないかと思われます。

試してみて上手くいきそうならレポートしたいと思います♪

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