おはようございます、しょうへいです。
ブーマーズ(Boomers)より、今年2021年の新作とアナウンスされていたメタルジグ、ZIMA(ジーマ)。
先々月よりウエイト順に順次発売され、先月近海でも使いやすいZIMA 170g ・ 210gが発売されました。
早速手に入れましたので、実際に使って青物を狙いのジギングに行ってきました。
気になる使い方やアクション、同じくブーマーズのDELAY(ディレイ)との違いなどレビューしたいと思います。
横のスライドのZIMA(ジーマ)、縦のスライドのDELAY(ディレイ)
こちらが、その新作ジグZIMA(ジーマ)の170gです。
ブーマーズのジグでは第三弾になるジグで、セミロングタイプのジグとなっています。
他にDELAY(ディレイ)と、FLINTZ(フリンツ)が発売されていますが、フリンツはショートジグ、ディレイはロングジグです。
新作のZIMA(ジーマ)は、どちらかといえばDELAY(ディレイ)に近いので2つを見比べてみたいと思います。
上がディレイで、下が新しいジーマです、こうしてスケールの上に並べてみると同じ170gでも3~4cmほどジーマのほうが短くなっています。
ディレイは、全体的にボディが薄い形をしているのですがジーマのほうはといえば、結構起伏に富んでいます。
見た目はよく似ているのですが、ディレイは完全に後方重心のジグで、ジーマは4.5:5.5の若干後方寄りのセンターバランスになっています。
ジーマを上から見てみると、片面はフラットですが、もう片面は曲面になっています。
この形がどう作用しているのかは、たぶんすぐに平行になってスライドするんだろうな~と想像はつくのですが、
実際はもう少し複雑な設計になっていますので、どういう意図の設計かは開発者の方のブログから引用します。
ジグの正面から見た場合の面構成が、右側の面は限りなく平面に近い曲面
左側はフロントパート(前側半分)の曲面+リアパート(後ろ側半分)三角&台形に切り立った平面の構成となっています。
ジャークによって引っ張られたZIMAの頭で受けた水の抵抗をフロントパートの曲面がランダムに受け流し、前から後ろへ流れる乱流を、敢えて後ろ半分の平面で受け止めます。
受け止めるといっても動きが止まってしまうような受け止め方ではなく
ある種、飛行機の尾翼をイメージしていただくと解りやすいかと思われますが
敢えて抵抗をつけることによって、乱れた水流を整える 整流効果 をもたせています。
これにより、テールが流れて(振られて)失速することを防ぎ
直進、または大半径を描くロングスライドを実現することに成功しました。
最初はちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際に水面でしゃくってみるとその通りと納得します。
ジャークすると、かなりの距離を大きくスライドするのです。
私の入力の仕方では大半径を描くロングスライドすることが多く、かなりの距離を円を描くようにスッと動いてくれます。
スライドの距離が長いということは、それだけ長い時間動いているということで、かなりの浮遊感と滞空時間と感じます。
以前、解説したディレイのスライドは縦方向にスライドするものでした。
スレた魚に「縦」のスパイラルアクションが効く!? ブーマーズ「DELAY」の使い方
ディレイは「縦」のスライド、ジーマは「横」のスライドをするという違いがあります。
この2つをセットで持っていくことで、実際にやってみなければわからない魚の活性に合わせることができるようになります。
さらに小型のフリンツを加えると、小さいベイトにも対応できますので、3つでスライド方向、ベイトサイズといった対応が可能になります。
私は、スピニングタックルで早巻しつつ、強い竿で弾き出すようにロングスライドさせ、ラインスラックをあえて多く作り、スライドと水平フォールで食わす間を作るように使って青物を狙ってみました。
この使い方は一例であって、どちらかといえば「反応させて食わせる」使い方です。
ローレスポンスな竿で初速を抑えたスライドをさせてスレた魚にアピールや、
ベイトのタックルで軽く飛ばしてフォールで掛けるという「ジグを見せて食わせる」使い方など幅広く対応しています。
サイズラインナップですが、170g、210g、260g、330gと近海からちょっとした深場、急流エリアまで対応しています。
また、ブーマーズのジグは一見ただのシルバーに見えて、紫外線照射時はグローとケイムラが混じった発光をするなど、コダワリのカラーが7色ラインナップされています。
見た目と違う光り方は、ぜひ開発者の方のブログで確認してみてください♪
ブーマーズ ZIMA
http://boomers.blog.fc2.com/blog-entry-263.html
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丸岡しょうへい
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