おはようございます、しょうへいです。

最近シーハンターやPEラインでのタイラバ仕掛けの実験をしてみています。

そこでリクエストを頂きました。

鯛ラバ仕掛けとリーダーの接続に、結ぶ人とループtoループで結束する人がいますが、強度ってどの位なのでしょうか!?

とのことです。確かに!鯛ラバの結束方法の強度は全然測ったことがありません。。どの接続がいいのかちょっと強度を調べてみました。

鯛ラバの仕掛けとショックリーダーの接続といえば

鯛ラバ仕掛けは、シーハンターやPEアシストラインで作られていますが、ショックリーダーと接続する必要があります。

周りの仲間に聞いてみたところ、「ユニノット」で簡単に結んで接続している派と、ヘッドの交換がしやすいようにリーダーにチチワループを作ってループtoループで接続している派に分かれました。

どちらも方法でも切られたことはないそうですが、どっちが強いのか？強度はどの位なのか確かに気になります。

私も鯛ラバとの接続部で切られた記憶はないのですが、ドテラ流しだと思ったより負荷がかかったりしますし、根掛かり対策として「どこ」で「どのくらい」で切れるのかは参考にしたいところ。

イモムシノットでガッツリ接続するという方もいましたが、それはどちらかといえば誘導式の鯛ラバヘッドに出たり入ったりするときに擦れるのが気になるという意見でした。

ということで今回は簡単「ユニノット」と、こちらも簡単で付け替えもOKな「チチワループ」を比べてみたいと思います。

チチワのループは八の字結びでチチワを作って、

鯛ラバ仕掛け側のループを通すだけの簡単な接続方法で、ループtoループと呼ばれています。

一方の「ユニノット」は鯛ラバ仕掛けのループにラインを通したあと、サルカン結びのように「ユニノット」結ぶ形になります。※写真は結びを締めこむ前です

簡単で端糸も少なく早く結べるので、仕掛けを変えるときはラインを切り詰めるという方式だそうです。

ヘッドを交換する時にラインに傷がついていたりしても、一緒に切ってしまうので安心という意見もありました。

実験はシーハンター8号とフロロカーボン4号で実験してみます。

シーハンター8号は約55lb、フロロカーボン4号は約16lbです。どちらの方法にも「結び目」がありますが、結び目の外側を引っ張ってどこで切れるのかも確かめたいと思います。

何をもって100%とするかが難しいので、参考までに何㎏で切れたかをドラグチェッカーで計測します。

危ないのでシーハンターにフックは付けていません。

どこで切れる!?鯛ラバ仕掛け

まずはチチワループ(ループtoループ)での計測です。

ご質問いただいた方からは、ループtoループの接続部がリーダーが折れ曲がってて弱いのでは？言われていましたが、チチワループを作っている八の字の結び目で切れました。

5回計測して5回ともそうなりました。計測は6㎏前後です。

16lbといえば7.3㎏です、ドラグチェッカー15kgモデルに対してフロロカーボン4号では細いので少し弱めに計測されるのですが、それを差し引くと、4号ショックリーダーの90%くらいの強度になるかと思います。

以前に実験したチチワ結びの強度の結果とほぼ同じ結果になっており、シーハンターとの結束部はそれより強い、ということになりますね。

続きましてユニノットですが、こちらは4㎏前後の力でノットが切れてしまいます。

4回結びのユニノットでした。

結果だけみるとチチワのほうが頑丈のようです。

鯛ラバではほとんど4㎏というドラグをかけることはあまりないかと思いますが、ドテラ流しやブリが掛かったときを考えると90%強度がでた、チチワでループtoループ接続のほうが安心かもしれません。

最近の鯛ラバはヘッドが誘導式のものが当たり前で、ヘッドの穴に対する「すり抜けやすさ」なども考慮したいところですが、強度的にはこんな感じ!という結果がでましたので、皆様の参考になれば幸いです♪

リクエストもありがとうございました！