ノットが強くなる!?「シーティング」とは?強度アップの検証も

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DSCF0866[1]

おはようございます、しょうへいです。

ジギング魂では、これまでもたくさんのノットのテストを行ってきました。

ノットによって強さが違ったり、バラツキがあったりといろいろではありますが、そんなノットに「シーティング」というテクニックがあるという情報をいただきました。

本当にノットが強くなるのでしょうか!?試してみました。

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シーティングって何!?

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シーティングとは何か?というと、ノットを完成させた後、弱い力を長い時間かけ続けて、結び目を完全に締め込む作業の事を言うのだそうです。
具体的な手順としては、ノットを結んだあとに何と30秒間(!)中程度の力で結び目を引っ張り続けるとの事。
これを行う事で、結び目が均一に締まって安定した強度が出せるのだそうです。

引用元:DeeeP STREAM
[D] さらばアワセ切れ!強いノットのコツは、結局「シ―ティング」にあったhttp://deeepstream.com/2016/07/22/knot/

人気ブログのDeeeP STREAMさんで、紹介されていますが、バスフィッシングで使われているテクニックのようですね。

私もバス釣りブームの世代なので、ヒロ内藤さんは憧れの人です。

結び目に30秒間力を入れ続け締めこむということのようなので、誰でもできるテクニックですね。

DSCF0864[1]

一番オーソドックスなクリンチノットで結んでみました。

以前やったクリンチノットのテストでは85%以上と意外と強いノットであることがわかりました。

しかし、バラツキも多く、最大で10%程度ののバラツキがでます。

実際に私も「シーティング」をやってみました。確かに30秒は長く感じます。

しかし、力を入れていると、端糸が少しずつ動いていき、締っていく感じは確かにします。

今回はフロロカーボン4号(16lb・7.2kg)を用いています。

ライトジギングやタイラバなどでフロロカーボン4号程度の細さを使うのですが、ラインは細ければ細いほどノットの影響をうけます。

細くて不意な大物は不安だな、と思う太さを選びました。

メタルジグについたソリッドリングに結びつけ、片方を締め込み具で引っ張ってドラグチェッカーで何kgで切れるかを計測しました。

シーティングは強くなるのか!?

フロロカーボン4号(16lb・7.2kg)を用いて実験しています。

まずはシーティングなしです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 5 69%
2 5.25 73%
3 5 69%
4 4.75 66%
5 5 69%
平均 5.0 69%

そしてこちらがシーティングありです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 5.5 76%
2 5.25 73%
3 5.5 76%
4 5.25 73%
5 5.25 73%
平均 5.4 74%

確かに、微妙な差ではありますが、平均値では強くなっているようです。

また、それよりもノットの誤差の範囲が少なくなっているようにも見えます。

DSCF0869[1]

ちなみにですが、ドラグチェッカーの針はこのように0.25kg刻みです。

また、以前に30lbでやった結果のパーセンテージに及ばない結果がでていますが、これはラインの太さが倍ほど違うための誤差です。

ドラグチェッカーの説明書にもありますが、この15kgモデルで4号のラインを計測するときは、+10%の補正をかけてやる必要があります。

補正をいれればだいたい同じくらいの数値がでています。

シーティングは、確かにノットがぐっと締る感じがしましたが、どうやらノットが安定するようですね。

忙しい現場で30秒も待っているのはじれったいですが、家から準備していくときは、心を落ち着かせてやってみるのもいいかもしれませんね♪

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  1. いつも興味深く読ませていただいてます。
    サルカン結びのリクエストです。
    徳永ノットとニットノットダブルの計測も是非お願いします。

    これからも興味津々と拝見させていただきます。宜しくお願いします。

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