おはようございます、しょうへいです。
先日、超激安フロロライン「Seaguarでは、ありません!」が使えるものか強度を調べてみた!で、クレハ社のシーガーを明らかに「性能を落として安くしました」と書いてある激安のフロロライン「Sesguarでは、ありません!」の結束強度を測定してみました。
今回は、耐摩擦性能を比較してみたいと思います。
わざとラインを「ささくれ」させてみる
根ズレや歯ズレ、ファイト中の魚体との擦れ、オマツリによる擦れなどを想定して、摩擦に対してどれくらいラインが劣化するのかを調べてみます。
「シーガーでは、ありません!」は100mで756円、1mあたり7.56円のライン
一方、「シーガープレミアムマックスショックリーダー」は30mで965円です、1mあたり32円のラインです。
メーカー自ら、価格のために性能が違うと明言していますが、摩擦性能はどうなるか気になりますね。
以前やった実験のように、ラインをノッターで固定し、紙やすりを洗濯ばさみで挟んで「10往復」ほどゴシゴシと擦ってみます。
ファイト中に魚の体や歯とスレているイメージです。
こちらは「シーガーでは、ありません!」のほうです。
光に透かしてみると、表面がささくれ立っています。色も白く濁ってしまいます。
こちらは「シーガープレミアムマックスショックリーダー」のほうです、白く濁りはしますが、光にすかしてもささくれ立ったりはしていません。
しかしよく見ると細かい傷などは無数についています。
この2つのリーダーですが、触ったときの手触りも違い、「シーガープレミアムマックスショックリーダー」のほうがしなやかで滑らかな触り心地がします。
これら白く濁って傷ついたラインをドラグチェッカーにかけて、切れるまで引っ張ります。
「シーガーでは、ありません!」はMAX表示で16lb(約7.2kg)の表示があるラインです。
一方の「シーガープレミアムマックスショックリーダー」はAve表示で17.5lb(約7.9kg)の表示です。
この数値に対して、どのくらいの力まで耐えられるかを見てみようと思います。
摩擦に対する強さは果たして異なるのか!?
それぞれ3回ずつテストをしてみました。
まずは「シーガーでは、ありません!」のほうです。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 5.5 | 76% |
2 | 5 | 69% |
3 | 5.5 | 76% |
平均 | 5.3 | 74% |
こちらは3割減ほどの劣化が見られます。
次に「シーガープレミアムマックスショックリーダー」のほうです。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 6.25 | 79% |
2 | 6.5 | 82% |
3 | 6.5 | 82% |
平均 | 6.4 | 81% |
こちらは2割減といったところですね。
もちろん、機械で測定したわけではなく、人の手で測定しているので誤差はあると思いますが。
10%近い差が出ました。
おそらく表面などの加工の違いや、ライン製造のムラで差が出るのかもしれません。
「シーガーでは、ありません!安いのだから、傷がついたら全とっかえ」という戦法が使えるので、このくらいの違いなら交換してしまうのも一つの手です。
結束強度、摩擦強度と比較しましたが、「シーガーでは、ありません!」は、若干性能は落ちているものの、約4分の1の値段であることを考えると、コストパフォーマンスに優れたフロロラインであることは確かですね。
鯛ラバとか根ズレの心配のない釣りにはオススメのラインかもしれません。
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丸岡しょうへい
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