おはようございます、しょうへいです。
ノットについての質問をFacebook等で頂くことがあります、参考になったり考えさせられることも多いのでとてもありがたいです。
今回は、「PRノット」がうまく巻けないという質問をいただきましたので、失敗なく結ぶコツをまとめてみました。
PRノットは100%の強度で、がっちり結べて破綻のないノットです。
PRノットの結び方のおさらい
「PRノット」の結び方は、動画で確認したほうがわかりやすいと思います。
手の運びや道具の使い方がわかりやすいからです。
こちらが自分からみた「一人称の視点」などで撮影されている為、とてもわかりやすい動画になります。
シーガーのWebサイトには図解もありますので、こちらも合わせて参考にするのがおすすめです♪
シーガー PRノット http://www.seaguar.ne.jp/knot/lines/line_17.html
対面から見たこちらのDUEL公式の動画もオススメです。
ベテラン船長がコツを合わせて紹介してくれますので、細かいポイントもチェックできます。
PRノットの悩み① 最初の取っ掛かりがうまく作れない
PRノットはボビンに巻き付けたPEをリーダーの上に巻きつけ往復させます。
行って来いの状態になるのですが、折り返して戻すときに最初のとっかかりがうまくできず、いつまでたっても往復できない、もしくはぐちゃぐちゃになってしまうという相談を数件頂きました。
ここは慣れの部分もありますが、折り返したい場所のすぐ横を爪で強く抑えて、往復の最初の2、3回は1回づつ確実に回すことで作りやすくなります。
また、折り返すときにボビンから1~2㎝ほどラインを引き出して、折り返したい方向に数回ラインを乗せてやると結びやすく感じます。
何かいいツールはないかな?と洗濯ばさみやマスキングテープなどを試してみましたが、やはり爪や指先で強く抑えるほうが確実でした。
PRノットの悩み② 往復の途中であらぬ方向にいってしまう
PRノットはボビンを使ってリーダー上でPEラインを「1往復」させる結び方ですが、
往復させているうちに途中で勝手に折り返してしまったり、何度も同じところに巻き付いてしまったりして上手くいかないとう相談もいただきました。
上の写真のように、ボビンとリーダーの間に距離があるとそのような現象が起こりやすいようです。
巻き付けるときは上の写真のように、ボビンの口とリーダーがピッタリくっ付いているように調整すると、失敗する確率が下がります。
シマノのボビンワインダーはドラグ機能がついていますので、巻いているうちにボビンの口とリーダーが離れてしまわないくらいの強さに締めることで調整が可能です。
普通のボビンを使うときは、ボビンの足にPEラインを巻き付けることでテンションを調整します。
また、ボビンの口とリーダーが離れないようなテンションを掛けることで、強い力で巻き付けることができるので強度も良くなります。
PRノットの悩み③ リーダーがヨレヨレになってしまう。
PRノットは、ボビンを回転させる結び方なので、気づいたらリーダーがヨレヨレになってぐちゃぐちゃになってしまった!!という悩みもご相談いただきます。
先ほどご紹介させていたただいた動画にもありますが、リーダーとPEラインを保持する両手の間隔をできるだけ狭くすることで解消できます。
両手の間隔を狭くすることで、巻き付けている下のリーダーがねじれることも防げるので、ボビンが当たらない程度になるべく狭く持つほうがよさそうです。
リーダー側は保持する手に2,3回巻き付けることでも防ぐことができますが、どんどん締まってくるので痛い場合はグローブをしてから結ぶと良い感じです。
ボビンのテンションが強すぎる場合もねじれるので、リーダーとボビンが離れすぎず、強くなりすぎない強さを調整するのもコツだそうです。
PRノットの悩み④ メインラインを拾ってしまう
巻いているうちに風で流れてきたメインラインのPE(リールからノットまでPE)を拾ってしまった、という状態になることもあるようです。
これは私の個人的なやり方ですが、結ぶときはメインラインのPEを肘のほうまで回して、脇に挟んでからノットを組むようにしています。
風でふわふわとPEラインが漂ってこないようにするためにこうしています。
先ほどと重複しますが、ボビンとラインが離れないようにすることや、両手の間隔を狭めることでも対策できます。
PRノットの悩み⑤ 何回巻いていいのかわからない
どこまで巻き付けていいのか分からないという相談をいただきました。
これは過去に検証済です。
噂の検証②「PRノット」の巻きつけ回数の違いによる強度テストもやってみた!
細糸の場合「PRノット」の巻き付けの回数は増やした方がいいのか?
巻き付ける長さはPEラインの太さによってかわってきますが、だいたいPE2号クラスで40回~50回も回せば完璧に100%の強度が出るようです。
あまり長すぎてもガイド抜けが悪かったり、PEラインを多く消費してしまいます。
PRノットが切れるときはPEラインが高切れしますし、失敗するときはすっぽ抜けることが多いので、一度普段使っているPEラインで結んでみて、切れるまで引っ張って試してみるのも良いかと思います♪
以上、PRノットを失敗なく結ぶ5つのコツまとめでした!
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丸岡しょうへい
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