【ドラグ設定方法】 ロッドの固さによって設定方法を変えたほうがいいかも!?

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おはようございます、しょへいです。

リールには強く糸が引っ張られたときに、切れないようにスプールが滑る「ドラグ」が付いています。

ドラグを設定するとき、リールから直接引っ張って計測(測定)したときと、魚がかかった時のように曲げた状態で竿先で測ったときで、差がでるようですが、先日、竿の曲がり方やガイドの数によってかわるのではないのか⁉という話で盛り上がりました。

その日は「そうかもね~」で終わらせてしまったのですが、どのくらい違うのか気になったので測ってみました。

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硬い竿と柔らかい竿でラインにかかる力は変わるのか。

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以前、会長が手元で測ったドラグ値と、竿が曲がった状態で竿先で測るドラグ値は違うのではないのかという実験をしました。

【ドラグ設定検証】ロッドを曲げて測るのと、直接引っ張って測定するのはどの位差がでるの?

手元で、つまりリールから竿を介さずに直接2㎏に設定したドラグも、竿が曲がった状態で竿先で測ると、10%から20%ほど強くなるということがわかりました。

なぜ負荷が変わるのか?ガイドとの摩擦なのか、ラインの角度なのかははっきりしませんが、もしこれがガイドとの摩擦ならガイドの数で結果がかわるのではないのか⁉

また、ラインの角度なら竿の柔らかさでも変わってくるかと思うので、今回は、柔らかい竿と硬い竿で違いが出るのか?を追加実験してみました。

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同じように、リールから直接引っ張ってピッタリ2㎏になるように調整します。

今回は細かい数値まで読めるようにドラグチェッカーの5㎏モデルを使いました。こちらは100g単位での計測が可能です。

竿は紅牙AIR N71HB-METALを使いました。タイラバ用の乗せモデルなのでかなり柔らかい竿ですし、ガイドの数は15個もあります。

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写真はイメージですのでかなり竿先が曲がっていますが、

実際の実験では竿は45度ほど上に傾けて固定し、そのまままっすぐ下にラインを引っ張って計測します。

ガイドがいっぱいあるから、もしかして摩擦も多くなるののでは⁉

と思って実験してみたのですが、竿が曲がった状態で竿先で測っても2㎏のままでした。

あれ⁉

続いてもう少し硬いライトジギングロッド(天龍ホライゾンLJ 64B-FL)で試してみます。

こちらも柔らかい竿ではありますが、ライトジギング用なのでタイラバ竿よりは多少固め。ガイドの数は10個、先ほどのタイラバ竿よりも0.7fほど短い竿です。

条件をそろえるために、まったく同じリール、ラインで手元で2㎏ピッタリなのを確認して同じような条件で実験してみたところ……。

こちらも竿先でも2㎏です、あれ…かわっていないですね?

さらに実験

もっと硬い竿だと結果が違うのかも⁉ということで、スピニングの竿も用意しました。

天竜のジギング竿の、ドラッグフォースシリーズのJDF621S-2/3とJDF5101S-6を使います。

621S-2/3はいわゆるローレスポンスの竿、同じシリーズでは曲がる竿です。一方5101S-6はドテラ専用のハードジャークモデルで、かなり硬い竿です。

スピニングリール単体で2㎏に設定して、同じリールを乗せ換えて計測しました。

先ほどの結果と合わせて表にします。

  手元でのドラグ 竿先でのドラグ パーセント
紅牙AIR N71HB-METAL(かなり柔らかい) 2kg 2kg 0
ホライゾンLJ 64B-FL(柔らかい) 2kg 2kg 0
JDF621S-2/3(柔かめ) 2kg 2.2kg 10%
JDF5101S-6(硬い) 2kg 2.3kg 15%

竿が硬ければ硬いほどドラグ値が強くなっています。

まだハッキリとしか言えませんが、硬い竿のほうがラインがガイドに強く当たるのでドラグ値が強くなるのでしょうか?

それとも、反発する力が強いので、強くなるのでしょうか?

タイラバ竿はガイド数が15個と多いですが、曲げれば竿先が床に着くくらいやわらかいので、実際のところラインが当たっているガイドはバッド部分からの半数程度になるようです。

一方で竿が硬いほうがすべてのガイドに強く当たります。

このほかにも竿のテーパーや反発によって結果は変わってくるかもしれませんし、今回は固定してチリチリとドラグを出して測りましたが、急な魚の突っ込みに対する竿の曲がりの吸収などは考慮されていません。

ただ、竿が硬ければ硬いほど、直接ドラグを引っ張って測定した場合と、竿を曲げてドラグを測定した場合に違いが出ることは間違いなさそうですので、硬いロッドは竿を曲げてドラグ設定するか、直接引っ張って測定する場合は、ちょっと弱めに設定したほうがいいのかもしれませんね。

 

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