おはようございます、しょうへいです。
最近ノットの話が多いので、過去のノットの実験などを見返していました。
するとハーフヒッチを補強の意味で使っているノットがけっこう多いことに気づきました。
これって「交互ぐるぐる巻き」に置き換えたら強くなるのでは?
ということで、試しやすいノーネームノット(八の字ぐるぐるノット)で試してみました。
ノーネームノット(八の字ぐるぐるノット)の結び方は?
昔から使われているノットで、ノーネームノットや八の字ぐるぐるノットなどと呼ばれています。
過去にアンケートをとってみたところ、意外と使用者が多い根強いノットだというのがわかります。
ところでこのノットは仮止めや補強にハーフヒッチを使っています。
画像を見ていただければお分かりいただけると思いますが、、仮止めはハーフヒッチですし、リーダーのループから先はすべてハーフヒッチで止まっています。
過去にも検証しましたが、PEとリーダーをハーフヒッチだけで結束しても強度がほぼありません。
一方、「新FGノット2020」などで使う交互ぐるぐる巻きは、それだけで80%の強度を出すことができます。
→【動画付き】素早く結べてコンパクト!100%強度の「新FGノット2020」の結び方
というわけで置き換えてみました。
ノーネームノットのリーダーでループを作る→PEラインを通してぐるぐる巻きにする、までは同じです。
ぐるぐる巻きにするときにハーフヒッチで仮止めをしますが、これも今回はハーフヒッチを使ってやってみます。
リーダーのループから先は「新FGノット2020」の交互ぐるぐる巻きにしました。
8セット+焼きコブ+焼きコブまでを詰めて、最後にハーフヒッチで留め、で完成です。
見た目はほぼほぼ変わりません。
PE2号とフロロカーボン8号の組み合わせで68%の強度を過去の実験で確かめています。
今回はどうなるでしょうか!?
置き換えたら強くなった?
5回試してみました。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 9 | 82% |
2 | 9.25 | 84% |
3 | 9 | 82% |
4 | 9.5 | 86% |
5 | 9.25 | 84% |
平均 | 9.2 | 84% |
80%をキープと思ったより強くなりました。
良い感じです♪
交互ぐるぐる巻きにも摩擦力があるので、負荷を分散してるのかもしれません。
しかし気になることがあります。
元々の解説のSTEP3の、リーダーに対してPEラインを巻き付けたあと、同じ方向に巻き返すためにハーフヒッチで仮止めをします。
なんとこのハーフヒッチの部分で切れています。
ノットの一番リーダー側で切れることがある、ということです。
手で巻き付けていますし、交互ぐるぐる巻きも100%の強度ではないのでノットは全体的に滑って締まっていきます。
この時にハーフヒッチの仮止め部分で切れるのです。
ちょっと結びにくいのですが、ハーフヒッチでの仮止めをやめてみました。
仮止めせずに、巻き付けたPEラインの上に載せるように巻き返していくのです。
この方法ですとハーフヒッチ部分で切れることもなく、さらに強度も90%まで改善しました。
負荷をかけるとき良く見ていると、ノット全体が綺麗に締まっていくのが見えます。
いろいろなノットのハーフヒッチを別の方法に置き換えることで強くなるかも!?という結果でした。
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丸岡しょうへい
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