おはようございます、しょうへいです。
前回、摩擦系ノットに「PEにシュッ!」をかけたらどうなるのか、をFGノットで実験いたしました。
今回はボビンを使う、「PRノット」を使って実験してみました。
以前、PEラインとショックリーダーのつなぎ方のアンケートをした結果では、PRノットとFGノットの使用率はあわせて90%でした。
PRノットは100%の強度が出せるため、私も大物狙いのときは気合を入れて「PRノット」を使います、どういう結果がでるのか気になるので試してみました!!
PEにシュッをして実験の準備
今回も条件を用意して比較しました。
条件① PEとリーダーをPRノットで結束してからPEにシュ!を吹く。
条件② あらかじめPEにシュッ!を吹いてつるつるにしたラインでPRノットを組む。
さらに
条件③ なにもせずに純粋にPRノットをしてどの位の長さならすっぽ抜けないのか確かめる。
という実験と平行して行いました。
条件①は、リーダーを結んだ状態で、結び目も一緒にPEにシュッ!をかけちゃったという想定で、
条件②は、PEにシュッ!をしたPEラインを高切れ等なんらかの原因で、結び直した場合に起こる条件です。
PEラインを2号(20lb・9kg)とフロロカーボン8号(30lb)で行いました。
ノットの長さが約1cmの場合、約2cmの場合、約3cmの場合、約4cmの場合と実験しました。
だいたいですが、30回転前後で約1cmになるようです。
コーティングする場合は24時間放置して乾燥させています。切れるまで手で引っ張って測定します。
何kgで切れたかはドラグチェッカーを用いて計測します。
ドラグチェッカーは名前のとおり、ドラグを計測する道具ですが、ノットの強度を測ることにも使える便利な道具です。
気になる実験結果は!?
それぞれの条件で3回ずつ計測しました、すべて掲載すると長くなってしまうので、結果のみをまとめた表がこちらです。
切れた負荷(kg) | |||
ノットの長さ | 条件① | 条件② | 条件③ |
1cm | 3kg | 3kg | 4kg |
2cm | 5.5kg | 6kg | 9kg |
3cm | 9kg | 9kg | 9kg |
4cm | 9kg | 9kg | 9kg |
赤文字の数値はすっぽ抜けの数値です。
条件① PEとリーダーをPRノットで結束してからPEにシュ!を吹く。→2cm以下で必ずすっぽ抜ける
条件② あらかじめPEにシュッ!を吹いてつるつるにしたラインでPRノットを組む。→2cm以下で必ずすっぽ抜ける
条件③ なにもせずに純粋にPRノットをしてどの位の長さならすっぽ抜けないのか確かめる。→1cm以下で必ずすっぽ抜ける
という結果になりました。
PRノットの場合も、PEにシュッ!をすることで摩擦が少なくなるので、すっぽ抜けしやすくなるという結果がでました。
どちらにせよ、ノットを長くすれば安定してくるので、少し長めにノットを組めば安心のようです。
写真はすっぽ抜けの様子です。ぬるっと抜けてしまいます。
どの条件にせよ、PRノットは3cm以上行うのが安全圏のようですね♪
私はぐるぐる回すのが楽しくていつも5cmくらい回していますが(笑)
ノットは長くなりますが、PEにシュッ!はラインの摩擦が軽くることで飛距離UPや沈下速度が早くなることが期待できます。
撥水効果でラインも長持ちしますので、ノットさえ少し多めにすればオススメです♪
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丸岡しょうへい
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