おはようございます、しょうへいです。
アシストフックを作るとき、セキ糸で巻きつける方法もありますが、針にラインを直接結びつける方法もあります。
えさ釣りなどでよく使われる、基本的な「外掛け結び」と「内掛け結び」を使うことが多いと思うのですが、どちらが強いのでしょう。
昔から、「外掛け結び」のほうが「内掛け結び」より強いと言われていましたが、資料によってまちまちのこともありました。
気になったので、実際に対決してみました。
外掛け結び vs 内掛け結び 強度対決
まずはラインの片方に外掛け結びでフックを結びました。
私は普段、こちらの外掛け結びをよく使います。
そしてもう片方には、内掛け結びでフックを結びます。
端糸が長くなりますが、チモト付近のラインにダメージを与えにくいのがメリットだと聞いたことがあります。
こうして1本のラインの左右に、「外掛け結び」と「内掛け結び」が結べました。
これをルアーのアイに引っ掛けて、どっちが先に切れるのか試してみます。
輪ゴムは針が抜けたときに、どこかに飛ばないようにするためです。
- 針は伊勢尼の一般的な針
- ラインはPE素材のライン、4号の太さ
- 巻きつけはどちらも4回
という条件で行います。
過去、同じような条件の実験をされている方もいらっしゃるようですが、アシストフックとしてPE素材のラインで試したものは見つかりませんでした。
滑りそうな「PE素材」だと条件が異なるのか、試してみたいと思います。
「外掛け結び」と「内掛け結び」はどっちが強い?
6回試してみました。
まずは1回め、情報では外掛け結びのほうが強いというウワサでしたが、「外掛け結び」のほうが切れています。
聞いていた話と違うな~と思いつつ、さらに5回試したところ
「外掛け結び」の1勝、「内掛け結び」の5勝となりました。
PEラインにおいては、「内掛け結び」のほうが強いということなります。
ためしにフロロカーボンラインで同じことをすると、「外掛け結び」が勝ちます。
素材によって異なるのでしょうか?
「外掛け結びのほうが、ラインが締りやすい構造で抜けにくい」という文章を書籍で発見しました。
フロロカーボンやナイロンと違い、アシストフックに使ったPE素材はクッション性能がなく、潰れや横方向の力に弱いラインです。
もしかして、あえて締らない「内掛け結び」のほうが良いのかもしれません。
どのくらいの差があるのか、数値でも測ってみました。
すると、「外掛け結び」が9.5kg程度、「内掛け結び」も9.5kg程度ですが、やや針が進んで9.75kgに近いところまで進みます。
アナログメーターなので厳密にはわかりませんが、その差はあまりなく、9.5kg「内掛け結び」がほんの少しだけ強い、という状態のようです。
また、外掛け結びを枕付きで結ぶと、「枕付き掛け結び」が100%勝ちます。
過去に試してみたことがありますが、「枕」をつけることで強度が強くなることは確認しています。
どうも、チモト付近でラインに掛かる力にクッションの役割が働くかどうかが、PE素材での針結びの強度を左右するのではないでしょうか!?
ラインが太くであまり巻きつけができなく、「枕」を入れにくいなら「内掛け結び」が、ラインが補足で「枕」を入れることができるのであれば、「枕付き外掛け結び」が強いようですよ♪
枕付きの方法はこちら↓
アシストフックの結びの裏技!?「枕付きにすると強くなる」は本当だった!
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丸岡しょうへい
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