おはようございます、しょうへいです。
昨日、会長から「ダブルラインでSCノットを組んで強度測ってみて〜」とラインが来ました。
なんでも、キャスティング時に出来る「エアノット」を減らせないか考えていた時に、ふと思いついたそうです。
そういえば、ダブルラインを使うノットを愛用している方から、エアノットができにくくなると聞いたことがあります。
それに「ダブルライン」にすれば、強度も強くなりそう…。
ということで実際にためしてみました。
ダブルラインで「SCノット」を組んでみる
「SCノット」は以前ご紹介したノットで、2つ折りにしたPEラインをリーダーに巻き付けていき、最後に締め込むという結び方です。
神ノット現る!? 摩擦系「SCノット」の結び方が超簡単で超強いぞ!
簡単に100%近い強度を出すことができるノットです。
PEを2つ折りにするならば、最初からダブルラインを組んでいても同じように結ぶことは出来そうです。
ビミニツイスト等でループになっているダブルラインは、メインラインと端糸が同時に引かれますので、ノットが崩れにくくなるのではないかと最近考えています。
ただ、今回の目的は、エアノットの撲滅です。
FGノットはキャスティングに向いていますが、PEラインとショックリーダーの太さの差が大きければ大きいほどエアノットができやすいそうです。
※PE8号に130lbや150lbは出来にくいけど、170lbや210lb使うと極端に増えるそうです。
そこで、ダブルラインを組むことで、段階的に太さを変えたいとのことです。
段階的にラインの太さを変えるために、ハーフヒッチ・スペーサーシステムも試してみましたが。
ハーフヒッチを大量にするのに時間がかかりますので、ダブルラインを組んでみたらどうかとなったそうです。
確かにハーフヒッチを何十回も繰り返すぐらいなら、ビミニツイスト組んじゃったほうが早いですし。
ビミニツイスト全盛期に使っていた方に聞いても、エアノットが出来たことは無いそうです。
というわけで少し大きめのビミニツイストを作りました。
ビミニツイストは簡単で慣れると1分ぐらいで組めてしまいます。
このくらいのサイズになると、ループを膝に掛けたりリールハンドルにひっかけて作ると作りやすくなります。
作り方はこちら
これが最小構成の最強ダブルラインだ!ビミニツイストのねじる最小回数の調査と結び方
ダブルラインを組めましたら、SCノットです。
SCノットはダブルラインをぐるぐるぐるとリーダーに30回巻き付けます。
そして、このようにリーダーに引っ掛けます。※以前の写真です。
で、巻き付けたところで問題に気づきました、従来の方法では締め込めないのです。
そこで、このように
リーダーの本線・PEの本線・リーダーの端糸の3方向に引いて締め込みました。
うまく締め込めればノットが硬く締まりますので、濡らしながらゆっくり締め込んでください。
また、PEラインのメイン側が、既にダブルラインになっているため、ハーフヒッチもできません。
今回は、とりあえずハーフヒッチも焼きコブも作らずに強度を測ってみることにしました。
PEが2号、リーダーが8号(30lb)、巻き付けは30回、焼きコブなし、ハーフヒッチなし。
という条件の「ダブルラインのSCノット」の強度を確かめてみたいと思います。
「ダブルラインのSCノット」の強度は!?
5回試してみました。
平均 | 11kg | 100% |
結果だけ載せますが、100%間違いありません。
というのも、PEラインではなくリーダーが切れるのです。
結んだビミニツイストやSCノットはビクともしていません。
焼きコブやハーフヒッチなしですが、引っ張っている感じも凄い強度です。
とりあえず「ダブルラインでSCノット」もやってみましたが、実は「ダブルラインでFGノット」も組めたそうなんです。
太いラインで組む場合、どちらが向いているかわかりませんし、本当にエアノットが減るのかもわかりませんので、追って検証してみたいと思います。
ジギング魂 公式ストア(最近発売の商品)
関連記事
丸岡しょうへい
最新記事 by 丸岡しょうへい (全て見る)
- ライト感覚で使える電動ジギングロッド!?新発売「オーシャントルクYT電動」レビュー! - 2023年9月26日
- HVソールじゃなくてもグリップ十分!? 「ラジアルデッキフィットサンダル」レビュー - 2023年7月18日
- これ画期的!絡まないタックルケース Jackson(ジャクソン)「剣山」レビュー - 2023年7月11日