おはようございます、しょうへいです。
先日、リング類に結んだラインに衝撃を与えたとき、ノットはどうなるのか!?という実験をしました。
さて、長年気になっていたことですが、リングの種類によってラインの耐久度は違うのでしょうか!?
断面が丸い溶接リングのほうが良いとか、研磨されているほうが良いという話は聞きますが、実際のところ、どのくらい違うのでしょうか?
リングの種類でどの位違う?「打ち抜きリング」と「溶接リング」でノットの耐衝撃実験
以前のどうしても外せない根掛かりを切ろうと締め込み棒で引っ張っていたときに、そのままじりじり引っ張り続けても全然切れないのですが、グンと勢いをつけて引っ張ると簡単に切れるということがありました。
先日の実験でも、衝撃を与えると一時的に負荷がかかったり、ラインとリングが擦れて切れてしまうことはわかりました。
今回はリングの種類によってどの位耐久性が違うのか、調べてみたくなりましたので、2種類のリングを使って実験してみます。
1つ目のリングはずいぶん前にバルク品を購入したもので、アシストフック用として研磨されていない打ち抜きのリングです。
断面は四角くなっていますし、角がそのまま立っています。
もう1つのリングはCB ONEのMAX POWER WELDED RING 357lbです。
こちらは溶接のリングで断面は丸くなっています。2つのリングのサイズはほぼほぼ同じです。
それぞれにフロロカーボン8号(30lb)を結び付け、フックに3kgのウエイトをぶら下げジャークするという衝撃実験を行います。
- リングは打ち抜きで研磨無しのアシストフック用リングと溶接リングの2種類
- 3㎏のウエイト
- 約10㎝幅でジャークして衝撃を与える。
- 竿は使わず、ラインブレイカーで持ち上げる
- ノットは「シングルのクリンチノット」と「ダブルのイモムシノット」の2種類
という条件で実験をやってみます。
リングの種類によって、ノットの耐久性は違うのか!?
前回同様、こんな感じでウエイトをぶら下げて衝撃を与えました。
まずはシングルのクリンチノットからです。
- 打ち抜きリング 13回~16回
- 溶接リング 17回~22回
私が手でジャークしているのでかなり結果にバラツキがでました。
しかし打ち抜きリングの最高より、溶接リングの最低が高いという結果がでました。。
続きましてダブルのイモムシノットです。
- 打ち抜きリング 40回~62回
- 溶接リング 58回~75回
これもバラツキが出ましたが、全体的には溶接リングのほうが強度が高く出ます。
定量的にジャークする機械を作れればもっと正確なデータがとれそうですが、ともかく角の丸い溶接リングのほうがラインに与えるダメージが少なそうです。
切れた後のラインは、打ち抜きリングと溶接リングのどちらも白く濁っていました。
ラインとの摩擦のほかに、衝撃によってノットがズレているということも考えられると思います。
以前、単純にひっぱり実験した時は、どちらのリングも同じぐらいの強度でしたが、断続的な衝撃の場合はやはり差が出るようですね。
打ち抜きリングが一概にダメかというと、チューブノットで保護したりすることもできますし、安価なことからアシストフックに使えます。
ただ、ショックリーダーを直接結ぶ場合は、溶接リングのほうが良いかもしれませんね♪
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丸岡しょうへい
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