おはようございます、しょうへいです。

冬が近づくと、私がよく行く日本海は少し荒れたりする日もでてきます。

これまでに「船酔い対策グッズ」などのご紹介はしてきましたが、万が一酔ってしまったらどうするのがいいのでしょうか???

せっかくの休日の釣り、できれば酔ってしまったあともなんとか復活して釣りをしたいところです。

ベテランさんや船長に酔ったときに「したほうがいいこと」「してはいけないこと」を取材してきました。

姿勢を低くして船の真ん中へ!!

少し風が強かったり、ウネリが残っていたりして酔ってしまうこともあるかもしれません。

もちろん、最初から対策しておいて酔わないのが最善ですが、なかなかそうはいかないこともあります。特に釣れてないときなど（笑）

船酔いがひどくて動けなくなってしまい、そのまま釣りが続行できなくなってしまう方もたまに見かけます。

復活してなんとか釣果を出す方ももちろんいますので、よっても対策次第ではマシになったりするようです。。

毎度おなじみの私のヘタクソな絵ですが、船は真ん中の重心から揺れます。またドテラ流しなどで横波を受けている場合は、左右に揺れます。

ミヨシ（船首）が一番ゆれが激しく、ついで艫（船尾）、船の中央が一番揺れませんので左右を含めて船の中心にいるのが一番揺れが感じにくいと言われています。

また、高い位置にあればあるほどゆれを感じるので、もし可能なら船の中央部に移動して、姿勢を低くするのが最も揺れを感じにくくなります。

ミヨシ(船首)は高くなっていますし、波を乗り越えるために激しく揺れます、酔った状態ですと転落の危険性もありますので、船酔いしてしまったらミヨシやキャスティングデッキからは降りるほうが安全です。

船中央にキャビンがある船もありますが、室内だと吐いてしまったり空気がこもっている場合もありますので、キャビンの後ろくらいの広いスペースに座っているのが良いかもしれませんね。

ただし、体温が維持できず、寒気を感じるほどの酷い船酔いの場合はキャビンに避難したほうがよいか、船長に相談してみると良いと思います。

トイレにこもるのはNG

船にもよりますが、トイレが船室にある場合もあります。

吐きそうになって、吐きにトイレにこもる方もいるそうですが、船長曰くこれは絶対にNGだそうです。

まず復活できずに、帰って来れないそうです。

船室内のトイレは、閉鎖空間で臭いもあります。エンジンルームが隣接していて排気ガスや油の臭いがすることもあります。

よけいに気持ち悪くなって、その場でダウンしてしまうことがよくあるそうです。

もし吐くのであれば、風通しの良いところで風下に向かって海に向かって吐いてしまうのが良いそうです。

また、このとき海面を見ていると揺れてさらに気分が悪くなったり、最悪転落の危険もあります。

船べりにちゃんとつかまって、遠くを見ているほうが良いそうです。

また、「酔ってから効く」という薬もありますが、吐き気が止まらないうちに飲んでしまうと成分も吐いてしまいます。

吐き気がおさまってから飲むほうが効果があります。

脱水症状に注意

船酔いで一番危険なのが脱水症状です。

これからのシーズンは寒い時期ですが、暑い時期は特に危険です。

暑さを感じて汗をかく→嘔吐で水分が取れない→脱水症状、という循環に陥ると危険です。

酔っていても、できれば少しずつ、口に含むくらいでもかまいません、水分を補給することが大事です。

口の中がすっきりするので、うがいなんかをするのも良いそうです。

また、暑すぎるなら服を1枚脱いで風にあたったり、寒いなら防寒や雨具を着るなどの体温調節は大切です。体力の温存にもなります。

雨の予報でなくても雨具を持っていったほうが良い理由はここにあります、船の上は逃げ場がありません。

着込む場合は、あまり体を締め付けない衣類のほうが適しているそうです、雨具はゆったりしていて風を通さないので最適かもしれません。

以上3つの「船酔い後の対策」をまとめてみましたが、以前紹介した「船酔い対策」も合わせて、なんとか船酔いでダウンだけは避けたいところですよね。

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